知り合いとヘアケアの話をしていたら、「シャンプーに気をつけるなら、シリコンフリーとか気にしたほうがいいかな!?」って前のめりに聞かれたことがありました。
気持ちはすごくわかるんですよね。「ノンシリコン」って良いシャンプーの看板文句・基本のステータスでしょ、みたいなイメージがあるので。私も生まれて初めてヘアケアに目覚めたとき、ボタニカル系のシリコンフリーシャンプーを買ってホクホクしながら使ってみたことがあります。
すると洗っている最中からすでに「まずい」感じがあって…仕上がりはもちろん、指通り最悪、見た目ぱさぱさ!ある意味「素」の髪が現れてしまいました。
そのとききちんと調べて分かったんです。
「シリコンは悪者じゃない」こと、「髪に良いシャンプーの基準はシリコンの有無だけで決まらない」こと。
シリコンフリーブームの裏側
シリコンというのは、髪をコーティングしてサラサラに見せる成分のこと。蓄積しすぎるとべたつきの原因になることもありますが、それ自体が悪者というわけではないんです。
そもそもシリコンフリーブームがきたとき、「うちはシリコンフリーですよ!」と大々的に打ち出しているシャンプーって、実は普通のシャンプーからシリコンを抜いただけ、という商品ばかりでした。
シリコンを抜いた代わりに何か良いものを入れたわけじゃなくて、ただ抜いただけ。だから私のときみたいに、キシキシになる人が続出していたんだと思います。
ただ、これは当時の話。今はちゃんと設計されたシリコンフリーシャンプーも増えてきたので、一概に「シリコンフリー=粗悪品」とは言えなくなっています。でも裏を返せば、「シリコンフリーかどうか」はもう品質の目安にならない、ということでもあります。
じゃあ何を見ればいいの?——答えは、界面活性剤です。
界面活性剤が命
界面活性剤というのは、シャンプーの中で実際に汚れを落とす成分のこと。シャンプーの主役といっても過言ではなくて、ここの質がそのままシャンプーの質につながります。
成分表示に「ラウリル〜」「ラウレス〜」「オレフィン〜」のいずれかが入っていたら、その時点でNG。洗浄力が強すぎて、頭皮や髪の負担になるからです。
逆に言えば、この3つがどれも入っていなければとりあえずOK。アミノ酸系など優しい成分の中にも細かい違いはありますが、そこまで突き詰めると選ぶ楽しさがなくなってしまうので、私は「避けるのはこの3つだけ」というシンプルなルールにしています。
ちなみに保湿成分や補修成分が入っているシャンプーも多いですが、シャンプーは洗い流すもの。入っていたらうれしいなーくらいの気持ちで、そこが決め手になることは私はないです。
あとは泡立ちも多少気にします。ただこればかりは成分表示では分からないので、実際に使ってみて判定。全然泡立たなかったり、すぐへたってきたりするものは、地味にストレスなのでリピートしません。
結局私がシャンプーに求めているのは、髪への最低限のやさしさ・使いやすさ・香りの良さ、この3つです。
成分表示のどこを見るか
とはいえ、成分表示って見慣れないとちょっと怖いですよね。ずらっとカタカナが並んでいて、全部読む気にならない、という気持ちはすごくわかります。
でも見るのは最初の方だけでいいんです。成分表示は含まれている量が多い順に書かれていて、洗浄成分はたっぷり入っているものなので、避けたい3つが入っていればほぼ必ず上の方に出てきます!
チェックするのはこれだけです。
入っていたら避けたいもの:
- ラウリル硫酸Na(ラウリル〜)
- ラウレス硫酸Na(ラウレス〜)
- オレフィン(C14-16)スルホン酸Na(オレフィン〜)
全部を覚えなくても、「ラウリル」「ラウレス」「オレフィン」この3ワードだけ頭に入れておけば大丈夫です◎
こんな人は気にしてみて
正直に言うと、施術なし・今の髪の状態に満足している、という方はそこまで気にしなくて大丈夫だと思います。でも「髪を伸ばしている」「傷みが気になる」「素の髪をもっときれいにしたい」のどれかが当てはまるなら、ぜひ一度成分を見てみてください。
参考までに、こんな表にまとめてみました。
| こだわりたい | 気にしない | |
|---|---|---|
| 施術あり | ぜひ見て | できれば見て |
| 施術なし | ぜひ見て | 正直どっちでも |
ちなみに「家族全員分をこだわったシャンプーにするのはコスト的につらい…」という悩みは、また別の記事で書こうと思っています。(リンク予定)
おわりに
シリコンフリーかどうかより、界面活性剤を見てほしい——というのがこの記事で一番伝えたかったことです。
難しく考えすぎず、まず「ラウリル・ラウレス・オレフィン」この3つだけは覚えて避ける!
次にシャンプーを選ぶときには試しに裏面を見てみてください。
ちなみに最近は界面活性剤に気を付けているメーカーも増えてきたので、ドラッグストアは、じつは宝の山だったりします。高いものを探さなくても、良いシャンプーはちゃんとありますよ。